自分を慎む
H21.5.13稽古前に勉先生より
孔子の言葉に、
「己の発せざるところは、人に施すなかれ」
とあります。
ある時一人の弟子が「人生で最も心がけるべきことは何でしょうか?」
と孔子に尋ねました。
孔子は、
「自分が嫌だと思うようなことを、人にしてはならない。
まず自分の行動を慎み、全体の決まりに従うことが大切である。」
と答えました。
現代においても、他人の迷惑も考えずに「自分さえよければよい」というような行動をとる人を見かけます。
電車の中で化粧する女性、大声で周りを考えず、携帯電話で話するビジネスマン、
噛んだガムをポイポイ捨てる人、など 「慎み」はどこにあるのかと思いたくなるような状況です。
人は誰でも「どうしたら周りの人たちと共同生活を円滑に営むことができるのか」
という共通の命題を持っています。
個人という立場を尊重し、常に社会「富剣」の一員としての立場をわきまえて行動することが求められます。
他人との調和を図るためにも、
「自分が嫌なことは他人にもしない」
相手が喜ぶことは何かを想像する」 等を意識し、
自分中心でない 「まず他人ありき」の心の中で、和やかな社会生活、「富剣生活」を送りたいものです。
「剣道が強ければよい」の考え方は大きな間違いであり、
佐藤 勉の大嫌いな団員です。
強くなればなるほど、他の団員の模範的人物になりたいものです。
との、教えをいただきました。 改めて気を引き締めて参ります。
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