第32回全国スポーツ少年団剣道交流大会
平成22年3月26日(金)~29日(月)まで3泊4日で、
徳島県鳴門市の鳴門・大塚スポーツパーク内アミノバリューホールで開催された
このスポーツパークは市営らしいのですが、命名権とかで近隣にある大塚製薬で施設の名前を付けているようです。
他にもポカリスエットスタジアムやオロナミンC球場等といった施設がありました。
参加選手
福島県チーム監督 小林卓司
先鋒 原慧士郎(4年) 次鋒 倉嶋倫子(5年) 中堅 坂本一真(5年)
副将 渡辺菜緒(6年) 大将 堀川堅太(6年)
個人代表中学生 男子 佐藤智康(2年) 女子 高木真由(1年)
26日 移動日&ちょっとだけ観光
午前3時20分に坂本先生車と渡辺車が町内の選手の家を回り富岡を出て、その後四倉で高木・倉嶋が、草野で監督が合流しました。
これで全員集合!渡辺車に女子&女子保護者(運転小林)坂本車に男子チーム&男子保護者(運転坂本先生)で、羽田に向け出発しました。
順調に常磐道を南下していきましたが、平日朝の首都高の渋滞にはまり一気にスピードダウン…何とか8時過ぎにたどり着きました。
羽田で遅めの朝食を、飛行機を見ながらとった後、いよいよ飛行機へ!
手荷物検査で真由がハサミを持っていて、検査のひとに見せろと言ってあったのですが、持ち込めない物を捨てる箱に入れてしまい、みんなに「あれはゴミ箱だよ」と言われ検査の人に出してもらいました。小さいハサミだったので飛行機内にも持ち込め無事に離陸となりました。
徳島空港に着くと思ったより寒い…
富岡とあんまり変わらない気温にがっかりでしたが、桜は満開近くでした。
ちょっとだけ早く桜を見ることができました。
その後は手配してあったレンタカー2台に乗り込みちょっとだけ観光へ、鳴門の渦潮を見にいきました。
渦潮が見やすい時間帯までけっこう時間がありましたが、
日本一のエスカレーター(山が登れてしまいます)に乗って、鳴門大橋や鳴門海峡などが一望できる展望台に行ったり、
軽めの昼食をとったり、お土産を買ったり、試食をしたり、などなど時間をつぶして渦潮の道(鳴門大橋の下にある、所々がガラス張りになっている遊歩道)へ行きました。
高所恐怖症の人には拷問に近いものでもありましたが、
せっかくきたのだからとみんなで見学!!
吹きさらしの橋の下上を車が通るたびに揺れ、なかなかのスリルでした。
目当ての渦潮も待つこと40分パンフレットに載っているような見事な物ではありませんでしたが、それなりに見えました。
その後、選手と保護者は徳島駅前の東急インにチェックイン、
指導者2人はレンタカーを返却に行きました。
レンタカー店さんがホテルに送ってくれ、車中で徳島情報をリサーチ!
食べ物は「徳島ラーメン」「阿波尾鶏」とのこと、
宿舎に着き子供達に聞くと「阿波尾鶏」が食べたいとのことだったので、店探しとなりました。
情報誌片手に店を巡りましたが、
年度末&週末なこともあってどこも満席、
あきらめかけていたときに、6時45分までなら大丈夫との店があり急ぎ足で向かいました。
「一鴻」さんに到着すると時間は6時ちょっと前、45分一本勝負です。
軽めの昼食だったこともあり普段食の細い選手も、食べきれないほど頼んでしまったかと思われた食べ物全部を終了5分前に完食することができました。
食べたもの
「名物 骨付き阿波尾鶏雛」 これはものすごくうまかった!!
「阿波尾鶏の特製タルタルチキン南蛮」
「フライドポテト」 子供達に大人気!
「親子丼」 選手何名かと監督つゆだくでとってもおいしかった
「おにぎり」 特大!坂本先生がギブアップ寸前でした。
その他にも食べましたが、とにかく「おいしかった!!」
ちなみに、今回お世話になった「一鴻」さんのHPがあります。
アドレスはhttp://www.i-kko.com/
観光はココまで…27日からはいよいよ全国大会の始まりです。
毎年いろいろな所に遠征に出かけますが、ほとんどが体育館と宿しかわからないで帰ってきてしまいます。
今回は遠方で前泊となったため少し観光ができました。
27日 監督会議、開会式、合同稽古会、指導者研修、交換交流
開会式後の合同稽古会を子供達がやっている間に監督は指導者研修会があり、
全日本剣道連盟の松井明先生による、指導者のあり方の講演を聴きました。
指導者は学ばなければならない。子供達と共に学んでいくことが大切であるということや剣道指導の心構え「竹刀の本意」「礼法」「障害剣道」など指導する上でのお話をきくことができ大変勉強になりました。
また、今回話された内容はいつも勉先生がお話になっていることとほぼ同じで、富剣でやっていることが正しい方向であることも確認できました。
交換交流では、リーダー(地元の高校生団員)によるゲームを全員で行いました。はじめは福島(富岡)の選手で固まっていましたが、なれてきてからは(監督に言われたこともあり)いろいろな都道府県の選手と一緒にゲームを楽しく行いました。
また、各県で持ち寄ったプレゼント交換では、「マグロ一筋の手ぬぐい」や「達磨」などなどそれぞれプレゼントをゲットしました。
ちなみに監督は夏の道連の全国大会で対戦させていただいた、
岐阜県の大和豊心館道場で指導をされている山田先生とプレゼントの交換をし飛騨の郷土人形「さるぼぼ」をいただきました。ありがとうございました。
28日 各部予選リーグ、合同錬成会
いよいよ試合開始です。まずは団体戦の予選リーグ福島県は、
兵庫県と埼玉県と対戦刺せていただきました。
1試合目 対 兵庫県チーム
先鋒 原 コ - 瀬尾 堅さが見られましたが出小手を決め1本勝ち
次鋒 倉嶋 × 春名 両者決め手が無く引き分け
中堅 坂本 メメ- 高山 動きの良い相手でしたが相面2本をきめ快勝
副将 渡辺 × 前田 引き分けで勝利が決まる大切な場面でしたが緊張で…
なんとか引き分けに終わりチームの勝利が決定
大将 堀川 -ドメ大竹野 勝負が決まっているのに…空回り…
2試合目対 対 埼玉県チーム
先鋒 原 メド- 太幡 動きがもどり、2本勝ち
次鋒 倉嶋 コメ- 山中 落ち着いて相手を見て2本勝ち
中堅 坂本 ド - ド新井 打ち急ぎ遠間から飛んだところを胴に
抜かれ先取されましたが、得意の引き胴を返し引き分け
副将 渡辺 メメ- 森田 すばらしい相小手面が炸裂し2本勝ち
大将 堀川 - メ浅香 落ち着いて試合をしていましたが、
打ち合いの中で相面をとられ1本負け
予選リーグ2勝で突破です。
今年で3年連続の出場となりましたが、3年目にしてなんとか第1の目標にしていた予選リーグを突破することができました。
兵庫県は強豪「新宮剣志館」さん、埼玉県は秩父市選抜チームでした。
どちらも気の抜けない良い試合でした。
中学生男子個人戦
福島県(富剣)から佐藤智康が出場しました。
予選リーグ第1試合は茨城県の宮本選手、宮本選手が先に1試合行って勝利しているため負けたらリーグ敗退の決まる大事な試合でしたが、残念ながら面を奪われ1本負け、2試合目を待たずして敗戦は決まってしまいました。
2試合目は大分の田嶋先取との対戦、立ち上がり面を先制しましたが、面を返され引き分けとなりました。
中学生女子個人戦
福島県(富剣)からは高木真由が出場しました。
1試合目は地元徳島県の山本選手との対戦。男子同様、相手が1試合目に勝利しており大事な試合となりました。落ち着いて試合を進めましたが残念ながら引き分け、2試合目に2本取っての勝利で予選突破、1本勝ちで代表戦、引き分け、負けで敗退がきまる試合となりました。相手は群馬県代表の塩野選手、得意の小手面で先取したものの面を返されてしまいましたが、終盤抜き胴がきまり何とか2本を取って勝利し予選突破となりました。
その後徳島県剣道連盟と各県代表監督が基に立ち稽古会が行われました。
私も基に立っていたので選手の様子はわかりませんが、
茨城県監督の川崎先生がたくさんかかってきたよと言ってました。
子供達に話を聞くと4,5人の先生方と稽古ができたと言ってました。
私も10人ぐらいの選手と稽古をさせていただきました。
中学生の男子になると私より体格の良い選手がたくさんいて圧倒されそうでした。
その後、指導者同士の稽古が20分ぐらいあり、徳島の山田先生と群馬の塩野先生に稽古をいただきました。
29日 各部決勝トーナメント
小学生の部
昨日に引き続き第4会場、第1試合
9月に行われた都道府県対抗少年剣道優勝大会で優勝したチームの先鋒が中堅、大将が大将を務める強豪チームです。
前日の試合を拝見し女子も強い…
これはかなり厳しい戦いになると予想されました結果は…
福島県 鹿児島県
先鋒 原 コド- 内門 積極的に攻め、攻防の中で出小手、
返し胴を決め2本勝ち
次鋒 倉嶋 コ - メ 面を先制されるも、終了間際に小手を返し引き分け
中堅 坂本 - メコ村山 攻め負け面を先制されるも、
攻めまくり惜しい場面もありましたが
間合を詰め切れず技を出した所に
小手を打たれ2本負け
副将 渡辺 メ - メメ山下 攻めて小手面を出したところに
相手の抜き面がきまり先制されたが、
攻めまくり同じような小手面と抜き面になり
今度は菜緒の面ありで勝負に、終了間際に
居着いたところに面を決められ負け
大将 堀川 メ - 有馬 1本勝ちで追いつく大将戦、
勝つことしか許されない場面で落ち着いて
試合に臨み、得意な返し面や返し胴で勝負して
いました。残り時間が少なくなるとさらに激しく攻め
相面で1本勝ち 追いつきました。
代表戦 大会ルールで中堅、副将、大将のいずれかを抽選で決定する。
抽選はジャンケンで勝ったチームの監督とする。となっています。
試合を見た感じ相性では副将、勢い(流れ)で大将、中堅はちょっと厳しいかな
ってな感じで、
監督としてはできればジャンケンに勝ち、
自分の手で副将もしくは大将を引き当てたいと思っていました。
ジャンケンにパーで勝利!くじ引き副将を引き当てました。
副将に多少アドバイスをして監督の仕事終了です。
後は菜緒にすべてを任せてチームみんなで応援しました。
結果は、本当に惜しい技が何度かありましたが、
最後は小手に行ったところに面乗られ負けてしまいました。
ちなみに小手は鍔でした…
もう一歩のところでベスト16で敗退です。
全国大会でのベスト16はすばらしい成績ですが、
今年度最後、このチーム最後の大会でちょっとだけ悔しさの残る試合となりました。
個人女子
男子の部終了後に行われた
女子の日本一を決める決勝トーナメント1回戦
長崎県代表濱田選手との対戦でした。終始優位に試合を運んでおり、
真由の技に旗が動く場面もありましたが、終盤面を取られこちらも
ベスト16で負けてしまいました。
真由はまだ1年生これからまた稽古をして日本一目指して頑張ってください。
今回は団体の部と中学生個人女子の部で、どちらも敢闘賞をいただくことができました。
悔しい思いもありましたが、今年度最後の大会で良い試合ができたこと、子供達の頑張りに拍手です。
閉会式後、帰路につきましたが帰りの飛行機が…気流の乱れでけっこう揺れました…選手も保護者も何名か酔ってしまいました。
羽田到着後、車で帰ろうとしたときに渋滞情報を見て・・・三郷まで100分と表示されていました。
相談の結果空港内で食事をしてから帰ることになりました。
食事後表示は70分(実際には40分くらいでつきました)になっており安心して出発し無事に常磐道までたどり着き順調に走っていましたが、
坂本車からSOSが「ガソリンが残りわずか…とのこと、中郷サービスエリアに寄り給油と思いましたが、スタンドがやっていません…
結果、坂本車は北茨城ICで途中下車し給油をすることに、渡辺車はそのままいわき経由で帰ることになりました。
帰りはばたばたになりましたが、深夜0時頃に監督の下に全員無事帰宅との連絡があり最後の大会が終了となりました。
3泊4日お疲れ様でした。お世話になりました。
堅太と菜緒は中学生で、一真、倫子、慧士郎は新チームの中心になって頑張ってください。
1年間の子供達の頑張りと保護者の皆様の応援に感謝です。
試合結果
団体
優 勝 広島県
準優勝 大阪府
第3位 岡山県 神奈川県
敢闘賞 愛媛県 北海道 和歌山県B
奈良県 青森県 京都府 群馬県
三重県 徳島県A 福島県 鹿児島県 和歌山県B
中学男子
優勝 平井(和歌山)
準優勝 山本(兵庫)
3位 井上(愛媛)増山(栃木)
敢闘賞 門脇(鳥取)貝塚(神奈川)榊間(岐阜)高石(高知)
山本(北海道)宮本(茨城)小園(大阪)黒木(徳島)
梶原(山梨)金滝(香川)杉田(岡山)加藤(和歌山)
中学女子
優勝 赤荻(茨城)
準優勝 今野(北海道)
3位 平林(岡山)棚本(神奈川)
敢闘賞 柳本(北海道)鍋島(広島)伊藤(香川)沖田(奈良)
有賀(山梨)大橋(大阪)森中(愛媛)濱田(長崎)
高木(福島)大矢真(岐阜)矢原(兵庫)岡崎(岡山)
中学生女子の日本一は遠征や大会でお世話になっている
茨城県境剣友会の赤荻奈菜選手です。
おめでとうございました。
気迫あふれる試合ぶりは、女子の多い富剣の子供達に大変良い刺激になりました。
また、よろしくお願いいたします。
最近のコメント